【インタビュー】クイズ作家・近藤仁美さん〜迷子から始まったクイズ人生と、“思い出になるクイズ”の力〜
- よろこば

- 8月29日
- 読了時間: 4分
更新日:9月8日
こんにちは。「よろこば」編集部です。今回は、テレビ番組やイベントなどで活躍されているクイズ作家・近藤仁美さんにお話を伺いました。
「よろこば」では、私たちが“この人は本当に周りを喜ばせている!”と感じた方にだけインタビューしています。今回は、テレビの裏側で“人の心に残るクイズ”を作り続けている近藤さんの世界に迫ります。
クイズ作家・近藤仁美さんとは?
近藤さんはこれまでに、
高校生クイズ
あなたは小学5年生より賢いの?
マジカル頭脳パワー復活版など、誰もが一度は見たことのある番組でクイズ制作を担当してきた方です。
さらに、子ども向けイベントや書籍、企業向け企画など、幅広くクイズを提供されています。
クイズとの出会いは「迷子」だった!?
なんと近藤さんがクイズと出会ったきっかけは「迷子」だったそうです。
「大学1年生のときに道に迷って…助けてくれたのがクイズ研究会の人たちだったんです」
助けてもらったお礼に参加したイベントが、クイズの世界との最初の出会い。その後、クイズサークルに所属し、企業やテレビ局から依頼を受けるようになったことで、自然と本業になっていったそうです。
テレビ番組のクイズはどうやって作っている?
テレビのクイズは、プロデューサーや制作スタッフと一緒に作ることが多く、1回の会議につき数問〜数十問のクイズを提案。その中から会議で選ばれた問題が実際に採用されるのだそうです。
「10問出して1-2問使う…みたいなこともあります。たくさん作って、その中から“これだ!”というものが選ばれます」
中には、道端で見かけた日常の出来事がヒントになることも。
「自分が見たってことは他の人も見てる可能性がある。共通の話題になりやすいんです」
男性が9割!?女性クイズ作家は超レア
クイズ作家という職業は、現在も男性が約9割。女性クイズ作家は非常に少なく、近藤さん自身も「同業の女性と会うことは滅多にない」と語ります。
基本的にはそれぞれ活動していますが、大きな案件の際にはチームで協力することもあるそうです。
得意ジャンルは「文学・歴史・科学」
近藤さんの得意分野は、
文学
歴史
科学
テレビで出題されているクイズの中にも、近藤さんが手がけたものがきっとあるかもしれません。
「エンドロールに名前が出てることもありますよ(笑)」
クイズ作家としてのやりがいとは?
印象的だったのは、近藤さんが語った**“嬉しい瞬間”**について。
「誰かの“思い出の一部”になっていたときです」
たとえば、学生時代に出演した番組のクイズを今でも覚えていて、「あの問題が印象に残っている」と語ってくれる人に出会うと、とても嬉しいそうです。
趣味は読書。年間300冊読む年も!
プライベートでは大の読書好き。1年間に約300冊読んだこともあるというから驚きです。
「知らないことを知るのが好きで…本はずっと読んでますね」
クイズは情報を“伝わる形”に変える力がある
近藤さんは、クイズには「情報をやわらかく伝える力」があると話します。
「ただ伝えるだけでは届かない情報も、クイズにすると“面白い”“話したくなる”形になるんです」
実際に企業のプロモーションや、社内イベント、映画宣伝などにもクイズは活用されています。
「“明日誰かに話したくなる”のが、クイズ作家が作る問題です」
担当者の方へメッセージ
最後に、テレビ番組の制作関係者や、企業で情報発信に悩んでいる方へのメッセージをいただきました。
「伝えたいことがあるけど、どう伝えたらいいかわからない…そんな時は、ぜひお声がけください。クイズや雑学で、やわらかく・面白く届けるお手伝いができます」
連絡先・お問い合わせ
近藤さんへのご依頼・お問い合わせは下記リンクからどうぞ。
編集後記
普段テレビで見ているクイズの裏側に、こんなドラマやこだわりがあったとは…!「クイズ=ただの遊び」ではなく、「誰かの思い出になり、伝える力を持つコンテンツ」だということがとても印象的でした。
近藤仁美さん、貴重なお話をありがとうございました!




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